30代女性会社員のパラレルキャリアへの道

人並以上に働いた20代。そしてふと気づく、いろんなこと。 30代になった頃、押し寄せてきた働き方改革の波や海外赴任や結婚・単身赴任という急な環境の変化。 そして、気になりだした副業やプチ起業。でも、やっているうちに「ちゃんと価値提供したい」想いに…。とはいえ、考えこんでも進まないのでやりながら走ってみようということでブログ始めました。

最近読んだ本まとめ

新しいキャリアに向けて、また退職に向けて、仕事量の調整が効くこと

有給消化というありがたいシステムのおかげで時間があるので、

キャリア模索・知識習得・価値観深堀の目的で、

乱読しております。

 

 

1冊目 成功する人は偶然を味方にする

キャリアの世界でよく言われる、

セレンディピティ」や「プランドハップンスタンス理論

の話かと思って読み始めたのですが、経済格差や生まれの差、

そして、行動心理学としての“好かれることが仕事上有利”について

書かれた本でした。

 

成功の要因として、多くの人は“自分の努力”を挙げる一方、

実は努力の影響より、偶然、“運がよかっただけ”であることが多い。

 

というやや身もふたもない話でしたが、

運や偶然ということを真摯に受け止めること。

だからこそ、失敗したときに原因を外に求めるのではなく、

自分の軌跡に目を向けること。成功したときに外部要因を考えることを通じ

自己評価を正しく見積もること

感謝することの重要性を伝えている本だと受け取りました。

 

成功を独り占めするのではなく、分け合うことで

社会としてより大きな幸せを享受できること。

そして、消費は放っておくと、自分のいる環境にあわせてグレードが

変わっていく(結婚式や生活様式、車代にかける費用は周囲基準になりがち)ものと

意識すること。

意識することで、初めて他者比較のためのもの自己満足のためではなく、

本来消費になるがそれは難しい…という

割と行ったり来たりする話でしたが、言い切らず、

しかしながら実験結果や累進課税、費用分配に関する確固たる主張があり、

新鮮に読むことができました。

個人的に特に印象に残ったのは、

消費のグレードは年収に関わらず、周囲につられていくということ。

確かに通っていた高校のエリアは外車だらけでしたし、家も豪華。

中国で住んでいた場所は都心部だったので、狭い部屋が多かったけど、

郊外は広い部屋が普通。

という心当たりの話でした。

 

また、人と話すときには「偶然が味方した」と話すことや周囲に感謝することが

温かみのある人だと思われ好感を持たれる。

結果、チャンスが増えるということでしょうか。

 

現実的にも自分ひとりで何かすることはないわけなので、

上手くいったらおかげ様、失敗したら自分事の精神を忘れずに生きたいと思います。

 

 

2冊目 会計は一粒のチョコレートの中に

ビジネス小説です。

会社経営において、会計知識が必須になり、

あまりにも自分に不足しているため、何か役立てばと思い、

読んだ本です。

 

創業者の娘婿が会社を乗っ取り、娘さんの腹違いのお兄さんが

会社復活に奔走するお話なんですが、

会計、売上分析や経営判断の仕方、粉飾決算についてなど

様々な要素があり、会計の重要性をまた一段強く感じました。

 

ストーリー自体は割愛しますが、

文章がとても読みやすく、最近読書離れ気味だった私でも、

集中して読める作りになっていました。

 

 

余談ですが同作者の下記も大ヒットしましたね。

こちらも2010年ぐらいに読んでいたのですが、やはり一現場社員として、

管理権限もないまま、また企業数字を見ていない状態で読むのと、

少なくとも法人として1期、個人事業主として1年強やってきた今の理解は全く違い、

“判断を見誤る”ことについて学びになりました。

(コストを人数や面積、売上比率などで単純に按分してしまうと

 各商材別の本当の利益が見えなくなってしまう)

 

コスト分配、費用負担については、会社員時代にお客様先でも、

『あれ?』と思うことがあったので、気を付けていこうと思います。

 

3冊目 自分を操り、不安をなくす 究極のマインドフルネス

没入して一気に読めました。

 

学びはシンプルに

“脳は環境によって変わるから、人格も変わる。

 自分を変えることは科学的にも証明されているので、

 人生も変えられる”

ということ。

 

性格、統計心理学を学びすぎて、

何となく「性格」に比重を置きすぎてしまっていて、

努力を怠っていた自分に気づかされました。

 

・うまくいっている人はたくさんチャレンジして、

 根拠のない自信にしている

・セルフイメージのゴールではなく、

 コンパッションゴール(他己目標)を立てる

・達成する方法を3つ考える

・過去の悪い出来事は中途半端に何度も思い出すと状況が悪化するが

 明確に鮮明に思い起こせばかえってレジリエンスは高まる

・同じことにくよくよ悩むと集中力の低下を招くので

 反復運動や瞑想などでリセットする

 

「マインドフルネス=頭を空っぽに」

と勝手に思い込んでいた私にとって、目からうろこの発見がありました。

 

特に性格が変えられるということに関して、

実はカウンセリングではなく「変われるよ」と科学的に説明することで

変わったと実感、他者評価も得られた人が多かったという

実験も紹介されており、コーチングであまり変化を感じなかった私にとっては

背中を押された内容でした。

(個人差やコーチとの相性もあるでしょうからあくまで私はの話です)

 

4冊目 あなたはあなたのままでいい!自分とうまくつきあう方法27

この本での一番の学びは

「片付けや掃除術は本を読むのではなく

 ”たった5分でも毎日徹底して掃除する”方がきれいになる」

ということ。

 

当たり前のことではあるものの、わざわざこう表現した本って

今まで出会ったことがないように思います。

 

ここでいう原則はすべてのことに関わっていて、

  幸せへの近道はシンプルに徹底的にやり続けること。

  活躍している人はそれだけをやっている人。

と明言していたことが印象的だった1冊です。

そのほかのことも書かれていましたが、

終始一貫して「やること」に焦点を当てているのが、

何でしょう…妙に寄り添って、結局進まないループになる感じではなく、

ガツンと後押しする作者のキャラクターや“熱さ”を感じて

すっきり読み進められました。

 

この本でも“自信のある人”に言及しているのですが、

 自信がある人はできないことをちゃんと認めている人

という言葉があり、若干背伸びしてしまっていた自分を

引き戻す言葉になった気がします。

背伸びしているから自信がなかったんですね…

 

 

以上、4冊の記録でした。