30代女性会社員のパラレルキャリアへの道

人並以上に働いた20代。そしてふと気づく、いろんなこと。 30代になった頃、押し寄せてきた働き方改革の波や海外赴任や結婚・単身赴任という急な環境の変化。 そして、気になりだした副業やプチ起業。でも、やっているうちに「ちゃんと価値提供したい」想いに…。とはいえ、考えこんでも進まないのでやりながら走ってみようということでブログ始めました。

幸福の資本としての人間関係

ということで、昨日書いた、

価値観の再構築
にてちらっと紹介したこちら

幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

幸福の「資本」論―――あなたの未来を決める「3つの資本」と「8つの人生パターン」

 

 

について、復習していこうと思います。

 

まず、この本で言っている「幸福の資本」について。

 

幸福の構成要素として考えた方が、理解が簡単かもしれませんが、
幸福のインフラとして

A:金融資産
B
:人的資源
C
:社会資本

という3つの要素を説明しています。

 

それぞれ

A:金融資産(お金がある状態)  自由
B
:人的資本(稼げる能力)  自己実現
C
:社会資本(友達、家族)  共同体・絆

とつながっていくのですが、このA、B、Cのいずれかを享受したときに、
自分というブラックボックスを通じて、幸福・幸せ感を感じる。

 

というのが、まず大枠の前提。

 

これだけを読むと、
『うんうん、なんとなくそんな感じかも』
という印象だったのですが、本で紹介されているデータや事例を通じて、

もし、どれかが欠けていたら欠乏感を感じる

ということが見えてきました。

 

本の中では(帯にもありますが)、
貧困や退職者、リア充やプア充など8つのパターンを、
それぞれのバランスで説明。

 

それぞれ(A、B、Cのそれぞれ)が満たされていると
充実している・豊かさを感じている・絆という温かさを感じている。
ため、幸福感もあるでしょうし、どれかが欠けると、
ふとした瞬間に欠けている感じや貧しさを感じるのかもしれません。

 

沢山あると考えるのが難しくなりがちですが、
3つの観点から、自分の人生や価値観を考えていくというのは、
まず、一歩目としてかなりわかりやすい。

 

そして、私自身にとって、一番、目からうろこだったのが、
C:社会資本(友達、家族)  共同体・絆
に対する考え方。

 

ジモティー(死語?)やマイルドヤンキーの事例や、
研究結果など説明はいろいろあったのですが、

本書の260ページに書かれているこれの一文にハッとしました。

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「幸福な人生」の最適なポートフォリオは、
大切なひととのごく小さな愛情空間を核として、
貨幣空間の弱いつながりで社会資本を構成することで実現できるのではないでしょうか。

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  ※ここでいう、貨幣空間とは伝統的なつながりの空間(政治空間)との対比。
   お金を媒介としてつながる関係、その関係のように弱いつながり。

 

 

私、こちら(中国)に来てから、よく感じるのが、

『なんだかんだ、みんな幸せそう』

なこと。

その場限りでも挨拶したり、会話したりという緩いつながりがあるのですが、
それを下支えしているのが、このごく小さな愛情空間

 

家族や仲の良い友人とは四六時中SNSでつながっていますし、
電話も『そんなに話すことあります?!』というぐらいずっとしている。

(道を歩いている人の半分以上がずっと電話しているぐらいの感覚です)

 

しかしながら、(理由や根拠はさておき)それが、
最適なポートフォリオであろうことは、この中国という地域にいると、
東京にいるときと比べ物にならないぐらい、感覚として理解できます。

 

大切にすべきものを、大切にできる生き方がしたいな。

 

4、5年前ふと思ったことです。

 

ここにきて、大切な人ができたので、今は海外単身赴任で難しいことも多いけど、
まず、私にとって一番の気づきになったこのごく小さな愛情空間
育んでいくことが、第一歩なんじゃないかなと思いました。

ということで、早速SNSで連絡しようと思います。